Work 01

勤務はフレックス。
仕事は自分で創るもの


武田 正訓 Masakuni Takeda
代表取締役社長/1級建築施工管理技士
勤続年数17年(2005年入社)
48歳

Q1

ちょっと変わった入社ストーリーが
あるそうですね。

当時、外注を受けていたのは大型商業施設の店舗内装です。たまにウエタニの幹部による現場チェックがあり、その時に私の「字がきれい」という理由で名前を覚えてもらっていたようです。
ところが、仕事を仲介してくれていた業者さんが撤退することになり、今後の仕事をどうするか考えていた時、ウエタニから「うちに来ませんか?」と声をかけてもらいました。私が書く字だけでなく、きちんと仕事も評価してくれていたことを知って、とてもうれしかったです。

以来、引き続き大型商業施設を担当しているので、フリーの時期を含めると、かれこれもう20年。図面も仕様もすべて頭に入っている、私のライフワークです。
あの時、ウエタニとご縁があったから、こんな大きな仕事を長期にわたり管理させてもらえています。非常に幸運だったと思います。

Q2

ウエタニの魅力、
仕事のやりがいを教えてください。

魅力は、やはり“お客様”です。数々の大手有名ブランドの仕事ができるのは、ウエタニならではだと思います。長い歴史の中で培ってきた信用があるからこその業績ですし、その仕事を気に入っていただいて新たな顧客が生まれるところにやりがいを感じます。
先日も新規でスイスの名門時計ブランドからの仕事を受注しました。これを足がかりに、さらに仕事の幅を広げられるよう頑張りたいと思います。

ちなみに、このような大手の仕事はコンペがほとんどで、誰もが知っている有名な施工会社の中に並ぶと、ウエタニの名前は目立ちません。それだけに最終的にコンペに勝つと本当にうれしいです。お客様がしっかり中身を見てくださった証拠です。
もちろんブランド店舗の仕事は要求が厳しく、緊張することも多いのですが、スキルを磨くチャンスでもあります。店舗内装は多くの人の目に触れるものですから「この内装はどこの会社がやったんだろう」と思っていただけたら最高ですね。

Q3

フレックスタイム制度が
導入されているそうですが。

ウエタニは働き方に関しては非常に自由度が高いのが特徴です。労働時間に関しては特に柔軟で、基本は週休2日(土曜・日曜)ですが、ある程度の経験を積んで自分でマネジメントができるようになれば、フレックスで働けます。
私もフレックスで、仕事に合わせて出社時間、退社時間、休日などを自分で決めています。この仕事は現場の都合に合わせることも多く、例えばビル内装などは営業時間が終わってからの夜間作業になるため、翌日は休みにすることもよくあります。

もちろんフレックスでない人も、休みは取りやすいと思います。残業もほぼありませんし、基本的に個人で仕事を進めるため上下の関係もありません。要するに、形式よりも内容を尊重する社風で、やることをちゃんとやっていればうるさいことは言われません。
ただし、そのぶん自分で考えて行動しないといけないので、マニュアルがないと動けない人は戸惑うかもしれませんね。独立独歩で力試しをしてみたい、という気概のある人には、とても働きやすい環境だと思います。

Q4

入社後に取得した
資格やスキルを教えてください。

私は入社後に「1級建築施工管理技士」の資格を取得しました。これは国土交通省の管轄で、6種類ある施工管理技士国家資格のうちの1つです。
私は実務を5年以上経験していたので1級を受験できましたが、実務経験が短い人は2級からのチャレンジになります。
経験から言うと、これは取っておいたほうがいい資格です。何より、お客様に対する説得力が違ってきます。また、1級を取得すれば大規模工事(大規模都市施設等)の仕事もできます。幸いなことにウエタニでは資格取得に際して補助金が出ますので、スキルアップにつながる資格は積極的に申請してみるといいと思います。

資格や実務経験はあるに越したことはないですが、ウエタニではそれよりも“考え方”が重視されます。お客様の声をよく聞き、クリエイティブな発想ができ、自主的に動ける人と一緒にモノづくりがしたいです。
ベテランが多いので、どんどん質問してください。みんなこの世界が好きでやってる人ばかりですから、いい知恵がもらえると思いますよ。

Q5

仕事でうれしかったこと、
ヒヤリとしたことはありますか。

1回だけピンチを経験したことがあります。お店の内装用にベトナムから輸入した家具が、きちんと検品したはずなのにビスの部分の木が割れて届いたというトラブルがありました。

数がけっこうあったので「納期に間に合うか?」と肝を冷やしましたが、ウエタニの自社工場スタッフが速やかに直してくれました。あの時は心から「自社工場があって良かった」と思いました。製作を外注していたら、こうスムーズにはいきません。

うれしいことに関しては、山ほどあります。自分が描いた図面がピタッと現場に合うときや、作業工程が計画した通りに進んだときは、なんとも言えない気持ち良さを感じます。
でも一番は、お客様のイメージを自分の中で具現化して、何もなかったところにきれいなものを生み出すことでしょうね。もちろん、仕事ですから難しい注文もやってきますが、それをクリアしていくのもモノづくりの楽しさです。
何かを自分の手で創造したいと思う人には、たまらない魅力がある仕事だと私は思います。